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パラグアイに企業来て 刈谷で駐日大使 講演し利点説く 中日新聞掲載
パラグアイに企業来て
刈谷で駐日大使 講演し利点説く
平成26年9月9日中日新聞掲載
パラグアイに企業来て
刈谷で駐日大使 講演し利点説く
日本企業進出を促そうと、駐日パラグアイ共和国特命全権大使の豊歳直之さん(78)が8日、刈谷市の刈谷商工会議所で講演した。市内の財界関係者30人が出席し、同国で事業を展開するメリットなどを聞いた。
パラグアイは白ゴマの産地。市内の建設会社「角文」が、今年から、ゴマクレープ店の経営を始め、同国との商取引している縁で、豊歳さんを講師に招いた。
豊歳さんは大阪商船勤務を経てパラグアイに移住。同国トヨタ車を販売する「Toyotoshiグループ」を立ち上げた。在パ日本商工会議所会頭などを歴任し、2009年から駐日特命全権大使として両国の懸け橋になっている。
豊歳さんは、日本人移民の勤勉さや日本からの経済・技術援助のおかげで同国が世界有数の親日国となったと説明した。地震や台風など自然災害の少なさや、34歳以下が人口の73.7%を占める若い労働力を確保できること、法人税がブラジルの34%より大幅に低い10%であることを紹介して進出のメリットを強調。質疑では「現地の信用できる企業とジョイントベンチャーをするのが一番いい」と助言した。