今、ホタル小屋では2回目の幼虫の移動を行なっています。( ･ㅂ･)و ̑̑
大小のばらつきの差をなくなるよう、小さい幼虫だけを別の水槽に移して成育していくためです。

この時期になると、写真のように幼虫に大中小様々な体長のばらつきが目立ち始めます。

大きいもので1cmを超えますが小さいものは5mm程度です。
この成長の差には二つの意味があります。

1．餌取り競争に負けている
2．種の存続

餌取りに負けて、成長が遅れるのは想像がつきやすいですよね。◝(๑⁺д⁺๑)◞՞
では、「種の存続」のために成長のばらつきがあるのはなぜなのか!!
みなさまはご存知ですか？

実は、生息環境の季節的変化に対応していくためなのです。
例えば大雨で増水した場合、終齢幼虫（上陸間近な幼虫）やさなぎは大きいため流されやすいですが、小さな幼虫は水中の物陰で隠れることができるため流されにくく、その場にとどまることができるため「種の存続」を保つことができるのです。
種を残していくという本能はどの生き物にもあるものですね。(ㆁᴗㆁ✿)

ホタル小屋の安定した環境では幼虫の成長の段階をそろえ、同じ時期にみなさまにホタルを鑑賞していただけるように引き続きホタルを見守っていきます。٩(•౪•٩)